お役立ちノウハウ

最初に必ずやりたい!鉄のフライパン「油ならし(シーズニング)」の正しい手順

目安時間 4分

新しい鉄のフライパンやスキレットを手に入れたら、調理を始める前に必ずやっておきたい大切な作業。それが「油ならし(シーズニング)」です。

「難しそう」「火傷しそうで怖い」と思われがちですが、やることは「しっかり洗って、温めて、油を馴染ませる」という非常にシンプルなプロセスです。

この最初のひと手間をかけるだけで、食材が驚くほど焦げ付きにくくなり、一生モノの相棒としてスムーズに使い始めることができます。

今回は、初心者でも迷わずできる「油ならし」の基本手順を分かりやすく解説します!

1. なぜ最初に「油ならし」が必要なの?

新品の鉄製品には、製造・出荷時のサビを防ぐために防サビ用の皮膜(シリコン塗装やワックスなど)が施されていたり、油分が全くない「素の鉄」の状態だったりします。

油ならしを行う理由は主に2つあります。

1.油の膜(オイルコーティング)を作り、焦げ付きを防ぐ

2.鉄の表面を油で覆い、サビから守る

鉄の表面には微細な穴(クジャクの羽のような細かな凹凸)がたくさんあります。そこに油を熱して染み込ませることで、天然のノンスティック加工(くっつかない膜)が完成するのです。

2. 油ならしに必要なもの

始める前に、以下のものを準備しておきましょう。

新しい鉄のフライパン / 鍋

食用油(サラダ油、米油、太白ごま油など。※オリーブオイルより高熱に強い植物油がおすすめ)

野菜のくず(キャベツの葉、外側の皮、大根の切れ端など緑黄色野菜がベスト)

食器用洗剤&スポンジ(※使うのはこの最初の一回だけ!)

キッチンペーパー & トング

3. 失敗しない!「油ならし」の4ステップ

ステップ①:表面の防サビ塗料・汚れを洗剤で落とす

新品のフライパンをスポンジと食器用洗剤でゴシゴシ洗い、ぬるま湯でしっかり流します。


ポイント
:普段のお手入れでは洗剤を使いませんが、使い始めのこのタイミングだけは洗剤を使って表面の皮膜やほこりを完全に洗い流します

ステップ②:火にかけて水分を飛ばす

洗い終わったら水気を拭き取り、フライパンを強火〜中火にかけます。 全体から煙がうっすら立ち上り、完全に水分が飛ぶまでしっかり加熱します。

ステップ③:油を入れてなじませる

一度火を弱め、深さ半分〜1cm程度の油を注ぎ入れます。 弱火で3〜5分ほど熱し、油がフツフツと波打ってきたら、フライパンを傾けて側面までしっかり油を行き渡らせます。


ポイント
:火を止め、余分な油は一度オイルポットや耐熱容器に戻します。(内側に残った油をキッチンペーパーで全体に伸ばす程度でもOKです)

ステップ④:「野菜くず」を炒めて鉄の匂いを消す

フライパンに再び少量の油を入れ、準備しておいた「野菜くず」を炒めます。


ポイント
:キャベツの葉や人参の皮などを焦げ目がつくまでじっくり炒めることで、鉄特有の金属臭を取り除き、油をさらに馴染ませる効果があります。炒め終わった野菜くずは食べずに処分します。

4. 仕上げと確認

野菜くずを取り出したら、フライパンが温かいうちにお湯とタワシ(洗剤なし!)でサッと洗い流し、火にかけて水分を完全に飛ばせば「油ならし」完了です!

仕上げにキッチンペーパーで油を1滴伸ばしておけば、ツヤツヤと美しい「育ち始めた鉄肌」の完成です。

まとめ:道具に命を吹き込む最初の儀式

最初の油ならしは、いわば「鉄の道具に命を吹き込む儀式」のようなものです。

このひと手間をかけることで、最初から卵料理や炒め物がスルッと離れる快感を味わうことができます。

手に入れたばかりの鉄の道具と一緒に、ぜひワクワクしながら試してみてくださいね!

この記事に関連する記事一覧

この記事を書いた人

saki7non@gmail.com

コメントフォーム

名前  (必須)

メールアドレス (公開されません) (必須)

URL (空白でもOKです)

コメント

トラックバックURL: 
2026年8月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31